クリーニング+補修 |
寺院仏具・仏像の場合
傷みが少ない場合は、クリーニングで充分美しくなります。
メリットは、短時間で美しくなりますし、本堂内にて作業ができるため、本堂から仏具を持ち出す必要がありません。
お宮殿、幢幡などの金箔を多く使用された仏具は短時間で美しくしなります。
特に、仏像の場合は、趣を重視されるため、クリーニングによる、趣のある自然な美しい仕上がりになります。
場合によっては、自然な仕上がりに見せた「ごまかし」(表現が良くありませんが・・)という部分補修も行えるため手を加えていないような補修方法もあります。
ご家庭のお仏壇の場合
普段お手入れがやりにくいご家庭のお仏壇。
購入して、20年以上経つと、どうしてもくすんできます。
購入当初、輝いていた金箔や漆部分も輝きがくもってきます。
この「お仏壇クリーニング+補修」という工法は、
特殊な薬剤で全体を美しくして、傷んだ部分を補修するという方法です。
わかりやすく言いますと、「お仏壇のリフォーム」というのが良いでしょう。
金箔の剥がれ、漆の欠け、障子の破れ、金具や釘のサビなど、そういった部分も綺麗に補修します。
メリットは、最短2~3日間でできることや、塗り替えに比べ安いこと。そして、自宅で施工可能です。(ご希望の場合は預かり施工も可能)
従来工法 塗り替え |
塗り替え(洗濯)この方法は、従来の職人さんが行う、塗りや箔押しを行う伝統工法です。
仏具が傷んでいる場合に行われる作業です。
仏具を工房にてお預かりして、
1、解体
2、木地直し
3、下地造り
4、塗り(下塗り、中塗り、上塗り)
5、箔や彩色
6、組み立て
大きく分けると、6つの工程を経て仏具が新品同様に生まれ変わります。
当社の仲間に、各職人さんがいますので、仏具が傷んでいる場合に限らず、本堂立替期間中に依頼されるケースもございます。
時期や内容により期間は異なりますので、一度、ご相談下さい。
ご家庭のお仏壇の場合
この工法は、お仏壇の傷みが多い場合にお勧めしています。
やはり40年以上経過すると、木地のゆるみ、
歪み、虫食いなど下地から傷んでいる場合が多いので、一からやり替える必要があります。
施工については、お仏壇を工房にてお預かりしての施工になります。
仕上がりは、仏具が新品同様になります。
省略式 塗り替え |
この工法は、木地の状態が良く、表面だけが傷んでいる場合に行う工法です。
例えば、木地が傷んでおらず、表面の漆が割れていたり、めくれていたりする場合、表面の浮きを剥がし、調整し直すことで仕上げをしていきます。
仕上がりは新品同様になります。
*どのものでも適応できるものではありません。