寺院本堂の欄間の塗り替えこの欄間は、昨年よりお預かりしており、彩色職人さんの手により修復されています。なるべく元の色になるように相談しながら作業を進めて行きます。
昔の彩色は、貝殻の粉や自然の着色材料を使用されているので、独特の経年劣化をしますが、良いものは色あせることもなく、一枚剥がせば元の色が出てきます。今回の仕事は、一度、表面を少しだけ削り、色の確認をして着色補強をして行きました。時間のかかる仕事ですが、やはり綺麗になると嬉しいものです。
龍の部分は金箔を使用されているため一度、ホコリを取り、表面を洗い、金箔を押して行きます。新品のようになりました。